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1976年にイェール大学の大学院を卒業すると、巨匠と呼ばれる建築家によって設計された建築の視察、意義深い歴史的建築や中世の都市の視察のために、数ヶ月、単独で、車をリースして、ヨーロッパ全土の旅に出かけた。その後も、アメリカ全土、カナダ、メキシコならず、中国、日本の建築視察の旅は続く。建築視察の旅は、建築家井上邦雄の恩師であった。その後、世界的に有名な建築家、アントニーレーモンドやSOM ( Skidmore, Owings、Merrill)の事務所でデザイナーアーキテクトとして働く。特に世界の超高層建築, 摩天楼の歴史を作ってきたとも言われる建築設計事務所SOMで働いた7年間には、数多くの超高層ビルの設計に携わった。

1986年にクニオイノウエ、アソシエツの建築設計事務所をロスアンゼルスに設けた。日本のバブルの時期にはロスに建つ超高層ビルの設計の仕事がいくつか入り、設計を続けていたが、それらのプロジェクトはバブルと共に消え去った。その後、住宅や商業施設、事務所建築、日本企業の仕事が主の設計となり、現在に至っている。

彼の建築の哲学は、逆境に立ち向かって真剣に設計する過程においても、常に“ゆとりの心”を持つことである。プロの建築家としてゆとりの心とは確信(Confidence)であるのです。意味なき抽象的に描く形や色の表現で、微妙に美しく表現できる建築の心理学なのです。単に機能的、経済的なことだけをを追求するよりも、もっと大事なことのひとつなのです。

その間にも、日米中の大学の建築学科より依頼があり、建築の講演者や建築評議員

委員として招かれた。

2003年には建築事務所KIP Architectsを北京に設け、数多くの大きな建築、総合開発などの設計活動に力を注ぐ。ロスと北京の間を成田経由で60回以上もコミュートした。その間に、多くの中国の新しい建築や都市、歴史保存の建築も視察した。

彼の建築設計は国内、国外にも認められいくつかの設計賞を受領している。

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